修法ずほう)” の例文
「わしの推察が当って、もし、貴島、斎木らが四人ともおらなかったなら、一刻も猶予ならん。すぐに延命の修法ずほうだ」
南国太平記 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
修法ずほうは」、「法華経は」、「風は」の五項目に過ぎぬが、この内「虫は」は三枚ぐらい、「風は」は(野分の翌日の描写も入れて)ちょうど七枚と見られ得るから
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
仙波八郎太のために、叡山の上の、修法ずほう場を荒された牧仲太郎は、いつか又、叡山で、修法を——それは、最初の行よりも、三倍の行をしなければならなかった。
南国太平記 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
「山を借りるとは、修法ずほうのためかな」
南国太平記 (新字新仮名) / 直木三十五(著)