信輝のぶてる)” の例文
供の衆は前夜からきまっていたが、ちょうど参り合わせた中川瀬兵衛を誘い、また池田勝三郎信輝のぶてるの子、池田三助も供に加えられた。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
勝三郎信輝のぶてるは、隊の主将である。それを呼び捨てにするので、兵は、彼の顔を見まもった。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
小男——豪胆——槍踊やりおどり——の三特色をもって、若い時から名物男視されていた池田信輝のぶてる入道勝入斎しょうにゅうさいも、はやよい年配になった。秀吉と同年の四十九歳。五十の坂まで、もう九ヵ月しかない。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
先頭予備を合わせて、約五千はいるはずであり、また南岸には、高山右近、中川瀬兵衛の部下四千五百に、池田信輝のぶてるの兵四千というものが、重厚に陣列をかさねて、いわゆる一触即発の幾時間かを
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
池田信輝のぶてるが見える、滝川一益が来る。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)