侍郎じろう)” の例文
で、彼は悠々と内へ進んでいったが、さらに中門ちゅうもん侍郎じろうへむかって、訪れを再びした。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
傴僂せむしのように体を屈めてむやみにお辞儀をする者が家の中に一ぱいになった。参朝すると六卿がうやまいあわてて、はきものをあべこべに穿いて出て迎えた。侍郎じろうの人達とはちょっと挨拶して話をした。
続黄梁 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
宮中の侍郎じろう王粲おうさん和洽かごう杜襲としゅうなどという軽薄輩で
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
曹操の門下侍郎じろう黄奎こうけいというものが、馬騰を訪れて
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
侍郎じろう王子服おうじふくは、董承とうじょうの無二の親友であった。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)