余水のこり)” の例文
老爺が手桶ておけに汲んで来てくれた水を、竹の柄杓ひしゃくで一口飲んで、余水のこりを敷居越しに往還へ投げ捨てて、柄杓を手桶に差し込んでホッと息をつく。
大菩薩峠:02 鈴鹿山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)