“何平”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なにひら50.0%
なにべえ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
父の遺物となった紋付の夏羽織と、何平なにひらというのか知らないが藍縞あいじまはかまもあることはあるのだが、いずれもひどく時代を喰ったものだった。
父の葬式 (新字新仮名) / 葛西善蔵(著)
その後いつとなくその禁は解けたけれども、今日源在文げんざいもん文恵茂ぶんえも何平なにべえなどいう通称を持った四十五十の年輩の人があるのは、まったくその禁令の結果文字だけを取り換えたものである。
名字の話 (新字新仮名) / 柳田国男(著)