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佇
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と
ふりがな文庫
“
佇
(
と
)” の例文
しかしその
中
(
うち
)
に
家
(
うち
)
の外側を七分通り
巡
(
まわ
)
って、ちょうど台所の裏手に当っている
背戸
(
せど
)
の井戸
端
(
ばた
)
まで来ると、草川巡査はピタリと足を
佇
(
と
)
めた。
巡査辞職
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
降りて来る蟻達はゆつくりとした様子で小さな足どりで来ます。そして自分から足を
佇
(
と
)
めて休んだり、上つて来る蟻に忠告をしてやつたりします。
科学の不思議
(新字旧仮名)
/
ジャン・アンリ・ファーブル
(著)
けれども、それから人ごみの中を二三百歩ばかり一直線に歩いて来ると彼はハタと足を
佇
(
と
)
めた。両手をポケットに突っ込んで、うなだれたままホッと
溜息
(
ためいき
)
をした。
殺人迷路:07 (連作探偵小説第七回)
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
その声が耳に止まった福太郎はフト足を
佇
(
と
)
めて、
背後
(
うしろ
)
の
闇黒
(
やみ
)
を振り返った。
斜坑
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
佇
漢検1級
部首:⼈
7画
“佇”を含む語句
佇立
立佇
佇止
佇徊
佇立所
佇立瞑目
御佇