“伝役”の読み方と例文
読み方割合
もりやく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さきの家老相馬志津之助そうましづのすけ伝役もりやく桑原萩之進くわばらはぎのしん、医者菊川露斎きくかわろさいの三人がつきそい、矢田北口やたきたぐちというところにある産土うぶすなさまへ御参詣になりましたが、お神楽の太鼓におおどろきになったものか
顎十郎捕物帳:10 野伏大名 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
伝役もりやく萩之進らとかたらって、たまたま通りあわした野伏乞食のぶせりこつじきの子が源次郎さまに生写いきうつしなのをさいわい、金をあたえて買いとり、偽の主君をつくりあげ、なにくわぬ顔で帰城したのだという取沙汰とりざた
顎十郎捕物帳:10 野伏大名 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)