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はたらき
ふりがな文庫
“
伎倆
(
はたらき
)” の例文
新吉は
微温
(
ぬる
)
い茶を
汲
(
く
)
んで出しながら、「
私
(
あたし
)
なんざ駄目です。小野君のように、体に楽をしていて金を
儲
(
も
)
ける
伎倆
(
はたらき
)
はねえんだから。」
新世帯
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
「とんでもないこって……。」と兄貴は
返盃
(
へんぱい
)
を両手に受け取って、「こちとらと違えまして、
伎倆
(
はたらき
)
がおありなさるから……。」
新世帯
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
弁ずるだけの
伎倆
(
はたらき
)
はある。それは認めてやらないわけに行かんよ。その点は、私の細君として不足はないけれど——。
爛
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
「そうも行かんよ。女はそればかりでもいけない。むしろそんな
伎倆
(
はたらき
)
のない方が、私にはいいんだ。」
爛
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
「へえ、あの人お神さんがあるの。でもいいやね。そんな人の方が、
伎倆
(
はたらき
)
があるんだよ。」
爛
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
▼ もっと見る
そのあげくに今度の事件だろう。内儀さんは裸になってしまったよ。いるところもなけれア、喰うことも出来やしない。その癖あの内儀さんと来たら、なかなか
伎倆
(
はたらき
)
もんなんだ。
新世帯
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
伎
常用漢字
中学
部首:⼈
6画
倆
漢検1級
部首:⼈
10画
“伎”で始まる語句
伎
伎楽
伎芸
伎芸天
伎倍
伎楽面
伎芸天女
伎女
伎座
伎佐貝比賣