“伍々”の読み方と例文
読み方割合
ごご100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お由さんがめんどうをみて、子供たちも、三々伍々ごご洗耳房を出て行った。お由さんは、一人ひとりの子供に、いい聞かせていた。
巷説享保図絵 (新字新仮名) / 林不忘(著)
参々伍々ごごうずくまって昼食をしたため、中には女だてらに酔って浮かれている者もあった。
細雪:01 上巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
朝の一しきり、街道は雑沓ざっとうしていた。荷駄、かご、飛脚以外に、近頃は、沿海警備の各藩の兵が、鉄砲を肩に、羅紗股引らしゃももひき草鞋わらじばきで、どこへ行っても、三々伍々ごごと歩いている。
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)