仕着しつ)” の例文
二人は気忙しそうに、仕着しつけ糸をむしりはじめた。母親はその中で、紋を一つ一つすかしては見ていた。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
まだ仕立てたばかりで、仕着しつけも取らない夏帯のことなどを、病人は寝ていて気にしはじめた。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)