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仕留
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しと
ふりがな文庫
“
仕留
(
しと
)” の例文
外套掛
(
がいとうか
)
けには、袖口のすりきれた薄地のコートが、
仕留
(
しと
)
められたケモノの皮のように、あわれなようすでグッタリとつるさがっている。
あなたも私も
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
そこへ単身徒歩で登場して牛に直面し、機を見て急所へ
短剣
(
エストケ
)
の一撃を加えて
目出度
(
めでた
)
く
仕留
(
しと
)
めるのが、3のマタドウル・デ・トウロスだ。この
留
(
とど
)
めをさす役が、闘牛中の
花形
(
エスパダ
)
なのである。
踊る地平線:07 血と砂の接吻
(新字新仮名)
/
谷譲次
(著)
「どうかしたのか?」と、不意に父が
訊
(
き
)
いた。——「鴉を
仕留
(
しと
)
めたのかい?」
はつ恋
(新字新仮名)
/
イワン・ツルゲーネフ
(著)
「承知致した、貴殿ならびに近藤氏はこれに待ち給え、
仕留
(
しと
)
めて参る」
大菩薩峠:01 甲源一刀流の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
「怪しいものを
仕留
(
しと
)
めたから、ちょっと来てくれ」
水面に浮んだ女
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
仕
常用漢字
小3
部首:⼈
5画
留
常用漢字
小5
部首:⽥
10画
“仕留”で始まる語句
仕留士
仕留花形役