仔烏こがらす)” の例文
線香の煙の中へ、色をうすく分けてスッと蝋燭の香が立つと、かあかあとたまらなそうに鳴立てる。羽音もきこえて、声の若いのは、仔烏こがらすらしい。
夫人利生記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)