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ふりがな文庫
“
人外
(
じんがい
)” の例文
俺は同盟から
外
(
はず
)
れてしまった。俺は
人外
(
じんがい
)
に
堕
(
お
)
ちた、
蛆虫
(
うじむし
)
同様になってしまった。もう明日から人にも顔は合わされない。
四十八人目
(新字新仮名)
/
森田草平
(著)
だが、いくら
人外
(
じんがい
)
の
生物
(
いきもの
)
とて、煙となって立昇る筈はない。そこには何かしら人目をくらます
欺瞞
(
ぎまん
)
があったのだ。それがどの様なものだかは、やがて判明する時があるだろう。
恐怖王
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
幽霊とは人間の化けたもので妖怪とは
人外
(
じんがい
)
の
怪
(
かい
)
である。
ばけものばなし
(新字新仮名)
/
岸田劉生
(著)
母屋
(
おもや
)
とは遠く
隔
(
へだ
)
たっているし、浴場の構造が、自然の岩をそのまま使ってあったりするので、
人外
(
じんがい
)
の境に、生れたままの男女が、たった二人、ポツンと向き合っている感じであった。
吸血鬼
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
どんな悪い人間にしろ、仮りにも親を殺そうと考えるなんて、何という
人外
(
じんがい
)
だ! 早くそんな不吉な妄想を振い落してしまおうと思った。そこで、この極悪非道の慾望が、意識下に幽囚された訳だ。
疑惑
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
“人外”の意味
《名詞》
人外(じんがい、にんがい)
人が暮らす世界の外。
人の道を外れていること。また、そのような人。
(出典:Wiktionary)
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
外
常用漢字
小2
部首:⼣
5画
“人外”で始まる語句
人外境
人外者