二岐ふたみち)” の例文
義理と情の二岐ふたみちかけて、瀧口が心はとつおいつ、外には見えぬ胸の嵐に亂脈打ちて、暫時しばし思案に暮れ居しが、やゝありて、兩眼よりはら/\と落涙し
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
てお話は二岐ふたみちに分れ、白金台町に間口はれ二十けんばかりで、生垣いけがきに成って居ります、門もちょっと屋根のある雅致がちこしらえで、うしろの方へまわると格子造りで、此方こちらは勝手口で