勿論兄弟だの二子だのには、随分よく似た顔もあるだろうが、それだって、見違えるほどのものは少いだろうじゃないか。
二子の渡の如きは、晩方になれば、來るは/\、糞車數百の多きに及ぶ。神經家ありて、糞車と同舟することを嫌はば、終に渡るに由なかるべし。
玉川在二子村の生れで、色の真黒な、手に白なまづのある、田舎者丸出しの風采だつたから、「大貫は雪之助ではない、雲之助だよ」と、辰野はそんな悪口を云つた。
箱根その他国境に二子山という山があり、または村境に二子塚という塚のあるのも同一の理由で、最初はこれを祭壇に供し、後には岩石それ自身を神として崇拝した。
“二子”の解説
二子(ふたご)は、神奈川県川崎市高津区の地名である。現行行政地名は二子1丁目から二子6丁目。住居表示実施済み区域。
(出典:Wikipedia)
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