“亀甲形（きつかふがた）” の例文
旧字：龜甲形
此頃の旱（ひでり）に亀甲形（きつかふがた）に亀裂（ひヾ）の入（い）つた焼土（やけつち）を踏んで、空池（からいけ）の、日が目（め）を潰（つぶ）す計りに反射（はんしや）する、白い大きな白河石（しらかはいし）の橋の上に腰を下（おろ）した。
蓬生 (新字旧仮名) ／ 与謝野寛(著)