“乗放”の読み方と例文
読み方割合
のりはな100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その谿谷けいこくをもみじの中へ入って行く、のこンの桔梗と、うらさびしい刈萱かるかやのような、二人の姿の、窓あかりに、暗くせまったのを見つつ、乗放のりはなしてりた、おなじ処に、しばらく、とぼんとしゃがんでいた。
菊あわせ (新字新仮名) / 泉鏡花(著)