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中入
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なかい
ふりがな文庫
“
中入
(
なかい
)” の例文
亡き勝家の
怨念
(
おんねん
)
をなぐさめ、
賤
(
しず
)
ヶ
嶽
(
たけ
)
中入
(
なかい
)
りの不覚の罪を、ひたすら詫びせん心底なり——と、平然として云い払うのでありました
新書太閤記:10 第十分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
中入
(
なかい
)
りが済むと、もう一度いつもの芸当をごらんに入れるか、
忌
(
いや
)
だ、いやだ。からだが悪いとでもいって、お
若
(
わか
)
のように二、三日休んでやろうかしら」
両国の秋
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
地図は、池田勝入が、秘計を説いて
献策
(
けんさく
)
した——例の、岡崎表を奇襲せんとする“
中入
(
なかい
)
り”の
山道図
(
さんどうず
)
なのである。
新書太閤記:10 第十分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
古風な軍略では今時の合戦はでき申さぬ。このたびの
中入
(
なかい
)
りにせよ、初手はなかなかおゆるしもなかった程だ。
新書太閤記:09 第九分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
勝入は、るるとして、説いてやまず、
執拗
(
しつよう
)
にまで、かれの持つ“
中入
(
なかい
)
りの奇略”の採用を求めるのだった。
新書太閤記:10 第十分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
主人、修理大夫(桑山
重晴
(
しげはる
)
のこと)の申しまするには、今暁、
中入
(
なかい
)
りの敵勢は、いかにせん大軍。
新書太閤記:09 第九分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
中入
(
なかい
)
りの一挙は、首尾上々、味方の大勝に帰したとはいえ、なお賤ヶ嶽、岩崎山、堀秀政の東野山より
堂木
(
だんぎ
)
へわたる敵のうごきも定かでない。
飯咬
(
めしか
)
むあいだも油断あるな。
新書太閤記:09 第九分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“中入”の解説
中入(なかいり)とは、本来の意味としては、大相撲で取組の途中に入れる休憩のこと。相撲以外の興行でも使われる。
(出典:Wikipedia)
中
常用漢字
小1
部首:⼁
4画
入
常用漢字
小1
部首:⼊
2画
“中入”で始まる語句
中入り
中入綿