世間咄せけんばなし)” の例文
紅葉もまた打解けて少しもわだかまりがなく用件以外の四方山よもやま世間咄せけんばなしをしてその夜をかした。
社交的応酬は余り上手でなかったが、慇懃いんぎん謙遜な言葉に誠意があふれて人を心服さした。弁舌は下手でも上手でもなかったが話術に長じていて、何でもない世間咄せけんばなしをも面白くあじわわせた。
二葉亭余談 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)