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不活溌
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ふかっぱつ
ふりがな文庫
“
不活溌
(
ふかっぱつ
)” の例文
その上、僕ら二人の留守中に老母がその孫どもに食べ過ぎさせたので、それもまた
不活溌
(
ふかっぱつ
)
に寝たり、起きたりすることになった。
耽溺
(新字新仮名)
/
岩野泡鳴
(著)
久しく止めていたタイムズへの公開状も再び書始められた。肉体の衰弱と制作の
不活溌
(
ふかっぱつ
)
とに加えて、自己に対し、世界に対しての、名状し難い憤りが、彼の日々を支配した。
光と風と夢
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
今晩の彼は
不活溌
(
ふかっぱつ
)
で
睡
(
ねむ
)
たげで、何の興味もないつまらぬ人間に思われたし、いつもの事ながら、料理の勘定になると知らん顔で冷然と構えている態度が、今夜という今夜こそ彼女にとって
大ヴォローヂャと小ヴォローヂャ
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
時々読みかけてある本の上に
涎
(
よだれ
)
をたらしている。彼は胃弱で皮膚の色が
淡黄色
(
たんこうしょく
)
を帯びて弾力のない
不活溌
(
ふかっぱつ
)
な徴候をあらわしている。その癖に大飯を食う。大飯を食った
後
(
あと
)
でタカジヤスターゼを飲む。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「
何故
(
なぜ
)
アア
不活溌
(
ふかっぱつ
)
だろう」
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
不
常用漢字
小4
部首:⼀
4画
活
常用漢字
小2
部首:⽔
9画
溌
漢検準1級
部首:⽔
12画
“不活”で始まる語句
不活發