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不器量
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ふきりょう
ふりがな文庫
“
不器量
(
ふきりょう
)” の例文
彼
(
あれ
)
はそれ渡邊の
家
(
うち
)
に勤めている船上の
妹
(
いもと
)
で、己とは年も違っているから、とても己の
御新造
(
ごしんぞ
)
にする訳にはいかん、
不器量
(
ふきりょう
)
でも同役の娘を貰わなければならん
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
放つ矢のあたらぬはこちらの
不手際
(
ふてぎわ
)
である。あたったのに
手答
(
てごたえ
)
もなく
装
(
よそお
)
わるるは
不器量
(
ふきりょう
)
である。女は不手際よりは不器量を無念に思う。藤尾はちょっと下唇を
噛
(
か
)
んだ。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
今の身の上は町人と
交際
(
つきあい
)
もする身の上だがまさか町人と縁組をするも
嫌
(
いや
)
だし、何か
手捌
(
てさば
)
きも出来るような柔和な屋敷者で、遊ばせ言葉で無ければと仰しゃる、そうかと云って
不器量
(
ふきりょう
)
でもいかんし
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“不器量”の意味
《名詞》
器量(才知や能力)がないこと。
器量(容貌)が醜いこと。
(出典:Wiktionary)
不
常用漢字
小4
部首:⼀
4画
器
常用漢字
小4
部首:⼝
15画
量
常用漢字
小4
部首:⾥
12画
“不器”で始まる語句
不器用
不器