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下曲
ふりがな文庫
“下曲”の読み方と例文
読み方
割合
くせ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くせ
(逆引き)
今度は念入りに退屈な
下曲
(
くせ
)
の文句が一々伸び伸びと繰返される。藪蚊がますますワンワンと殖えて顔から首すじ、手の甲、向う脛、一面にブラ下る。痒いの何のって丸で地獄だ。
梅津只円翁伝
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
杉山萠円
(著)
翁はそれから先の
上羽
(
あげは
)
前の
下曲
(
くせ
)
の文句の半枚余りを「ムニャムニャムニャ」と一気に飛ばして、「思い続けて行く程に——イヨー。ホオ」とハッキリ仕手の謡を誘い出すのが通例であった。
梅津只円翁伝
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
杉山萠円
(著)
下曲
(
くせ
)
前のサシ謡のところへ来るとシテの朔造氏がホッとしたものか、急に持病の喘息が差込んで来て、「たださながらに十余人」の謡を謡いさしたまま息を呑んでシテ座に平伏してしまった。
梅津只円翁伝
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
杉山萠円
(著)
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(1作品)
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下
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
曲
常用漢字
小3
部首:⽈
6画
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