下伏したぶし)” の例文
と思うと、湿しめりッけのする冷い風が、さっと入り、洋燈の炎尖ほさき下伏したぶしになって、ちらりとあおく消えようとする。
葛飾砂子 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)