上饌じょうせん)” の例文
竜また来ると仙人彼に汝われをさほど愛するなら如意宝珠をくれというた、竜われこの宝あればごく上饌じょうせんと衆宝を出し得るなれ、これは与うべからずとて淵に潜んで再び来なんだと載す。
して見ると鼠は支那で立派な上饌じょうせんでない。一七七一年パリ板ターパンの『暹羅シャム史』にいわく、竹鼠は上饌なり、常鼠に似て尾赤く、毛なく、蚯蚓みみずのごとし。猫ほど大きく、竹を食い、殊にたけのこを好む。