“上方見物”の読み方と例文
読み方割合
かみがたけんぶつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「うちの方は屋敷も田畑も都合よく人に任せて来ましたから、これから当分、伊勢廻り上方見物かみがたけんぶつをするつもりで、あなた様のおともをして相当のお力になるつもりでございます」
大菩薩峠:08 白根山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
さあ、それが本当だとすると、わたしはどのみち父に会わなければならないでしょう、父は、わたしが胆吹にいると知って来たのに相違ありません、上方見物かみがたけんぶつはかこつけで、実はわたしの行動を
大菩薩峠:38 農奴の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)