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三鞭
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シャンペン
ふりがな文庫
“
三鞭
(
シャンペン
)” の例文
最初の
前菜
(
オウドーブル
)
の時は、あすこでスチュワートたちとお客様方の
御接待
(
おとりもち
)
をいたしておりましたが、
三鞭
(
シャンペン
)
になりましてからは、ここに立っておりました
グリュックスブルグ王室異聞
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
トム公は、愉快で愉快でたまらないように、足を
弾
(
はず
)
ませて、
三鞭
(
シャンペン
)
のコロップみたいに踊りながら
かんかん虫は唄う
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
一行は、噴き出る汗を持て余して、何をする気もなく、甲板に揺り椅子を並べてしきりに冷やし
三鞭
(
シャンペン
)
の杯を傾けていた。満潮が重く渦巻いて、いつもよりは速い水勢である。
海妖
(新字新仮名)
/
牧逸馬
(著)
蒼白い顔も少し
三鞭
(
シャンペン
)
に色づいて、高雅な悠揚たる態度も、いくらか活気を帯びて居ります。
奇談クラブ〔戦後版〕:13 食魔
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
地階でも一階でも、美味な小食が供され、葡萄酒、
三鞭
(
シャンペン
)
、
麦酒
(
ビール
)
が沢山あった。外庭では光まばゆい花火が打ち出され、すべてをひっくるめて、これは非常なもてなしであった。
日本その日その日:03 日本その日その日
(新字新仮名)
/
エドワード・シルヴェスター・モース
(著)
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なまなましい心の痛手も
三鞭
(
シャンペン
)
の泡のように景気のいゝ恋愛も、その思出となるといつの間にか黴が生えたり、鼠に喰われたりする。いわゆる人生のこと、よくは判らないが、大方これでいゝのだろう。
山を思う
(新字新仮名)
/
石川欣一
(著)
もちろん誰も、この芝居気たっぷりの
気障
(
きざ
)
な伯爵の言葉になぞ、乗ったわけではない。がヘンメル家と聞いた途端、
拳銃
(
ピストル
)
片手に思わず
旅行鞄
(
トランク
)
の中を
覗
(
のぞ
)
き込んだ。ゴンザレツが
三鞭
(
シャンペン
)
を
酌
(
つ
)
いで廻る。
グリュックスブルグ王室異聞
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
三
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
鞭
漢検準1級
部首:⾰
18画
“三鞭”で始まる語句
三鞭酒
三鞭酒盞
三鞭酒色
三鞭入寒天寄