“シャンペン”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:しゃんぺん
語句割合
三鞭酒50.0%
三鞭50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
町では、彼は一流のホテルの食堂で、この発見したての恋人のために、洒落た晩餐と高価な三鞭酒シャンペンを命じた。
消えた花婿 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
そのまくらもとには三鞭酒シャンペンのびんが本式に氷の中につけてあって、飲みさしのコップや、華奢きゃしゃな紙入れや、かのオリーヴ色の包み物を、しごきの赤が火のくちなわのように取り巻いて
或る女:1(前編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
一行は、噴き出る汗を持て余して、何をする気もなく、甲板に揺り椅子を並べてしきりに冷やし三鞭シャンペンの杯を傾けていた。満潮が重く渦巻いて、いつもよりは速い水勢である。
海妖 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
蒼白い顔も少し三鞭シャンペンに色づいて、高雅な悠揚たる態度も、いくらか活気を帯びて居ります。