“丁丁”の読み方と例文
読み方割合
ちょうちょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三左衛門もゆったりとしておれば僧もゆったりとしていて、ただ石の音が丁丁ちょうちょうと響くばかりであった。
竈の中の顔 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
彼とクロイゲルとのこの家での漫然とした微笑は、ヨーロッパのある両極が丁丁ちょうちょう火華ひばなを散らせた厳格な場であった。恐らくそれは常人と変らぬ義理人情のさ中で行われたことだろう。
厨房日記 (新字新仮名) / 横光利一(著)