一詞ひとこと)” の例文
まことに唯一詞ひとこと。当の姫すら思い設けなんだことばが、匂うが如く出た。貴族の家庭の語と、凡下ぼんげの家々の語とは、すっかり変って居た。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)