一角獣いっかくじゅう)” の例文
「じつは、森のなかを(1)一角獣いっかくじゅうがかけまわっておって、ひどいがいばかりしておる。まず、こいつを生けどりにしてもらいたい。」
しかし気違いでもない事がわかると、今度は大蛇だいじゃとか一角獣いっかくじゅうとか、とにかく人倫じんりんには縁のない動物のような気がし出した。
おぎん (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
小林君は、それを見て、西洋の怪談にでてくる、一角獣いっかくじゅうという怪物をおもいだしました。
鉄塔の怪人 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
ししと一角獣いっかくじゅう
まざあ・ぐうす (新字新仮名) / 作者不詳(著)
一角獣いっかくじゅうの一ぴきぐらい、大男ふたりにくらべれば、なんでもありません。なにしろ、ひとちで七つというのが、わたしの手なみなんですからね。」
ししと一角獣いっかくじゅう
まざあ・ぐうす (新字新仮名) / 作者不詳(著)
一角獣いっかくじゅうは、力いっぱい木につっかかっていったものですから、そのつのをぐさっと木のみきにつきさしてしまいました。