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一匕
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ひとさじ
ふりがな文庫
“
一匕
(
ひとさじ
)” の例文
言いかけて、苦しき息をつけば、駒子は打ち震いつつ
一匕
(
ひとさじ
)
の赤酒を姉の唇に注ぎぬ。浪子は閉じたる目を開きつつ、見回して
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
昨日
歯齦
(
はぐき
)
を切りて
膿汁
(
うみじる
)
つひえ出でたるためにや今日は頬のはれも引き、身内の痛みさへ常よりは軽く堪へやすき今日の只今、半杯のココアに牛乳を加へ
一匕
(
ひとさじ
)
また一匕
墨汁一滴
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
寂
(
しず
)
かなる室内かすかに吐息聞こえて、浪子の唇わずかに動きつ。医は手ずから
一匕
(
ひとさじ
)
の赤酒を口中に注ぎぬ。長き吐息は再び
寂
(
しず
)
かなる室内に響きて
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
匕
漢検1級
部首:⼔
2画
“一”で始まる語句
一
一人
一寸
一言
一時
一昨日
一日
一度
一所
一瞥