“虎痴”の読み方と例文
読み方割合
こち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その中には、虎痴こち許褚きょちょをはじめとして、夏侯淵、徐晃、曹洪などの曹軍中の驍将ぎょうしょうはことごとく出揃っている。馬超は、ぎょッとして
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「その力は、たける牛の尾を引いてひきもどしたという程ですからな。——で世間のものは、彼を綽名あだなして、虎痴こちといっています。また、虎侯ここうともいうそうです」
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
(——虎痴こち許褚きょちょを相手に、あれほど戦い得る馬超も馬超なり、また西涼の馬超を敵にまわして、これ程に戦う者も、許褚をおいてはあるまい。実に、虎痴も虎痴なり)
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)