“ヰルヘルム”の漢字の書き方と例文
語句割合
維廉100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
引續きて維廉ヰルヘルム一世と佛得力フレデリツク三世との崩殂ほうそありて、新帝の即位、ビスマルク侯の進退如何などの事に就ては、故らに詳かなる報告をなしき。
舞姫 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
幾多のナポレオン、維廉ヰルヘルム、シシルローヅをして勝手に其帝国を経営せしめよ。幾多のロスチャイルド、モルガンをして勝手に其ドルフランを掻き集めしめよ。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
まだ維廉ヰルヘルム一世の街に臨めるまどに倚り玉ふ頃なりければ、樣々の色に飾り成したる禮裝をなしたる、かほよき少女の巴里まねびの粧したる、彼も此も目を驚かさぬはなきに
舞姫 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
ビヨルネよりは寧ろハイネを学びて思を構へ、様々のふみを作りし中にも、引続きて維廉ヰルヘルム一世と仏得力フレデリツク三世との崩殂ほうそありて、新帝の即位、ビスマルク侯の進退如何いかんなどの事に就ては
舞姫 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
胸張り肩そびえたる士官の、まだ維廉ヰルヘルム一世の街に臨めるまどり玉ふ頃なりければ、様々の色に飾り成したる礼装をなしたる、かほよ少女をとめ巴里パリーまねびのよそほひしたる、彼も此も目を驚かさぬはなきに
舞姫 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)