“マジツク・シテエ”の漢字の書き方と例文
語句割合
魔術街100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
魔術街マジツク・シテエと云へば、セエヌの左岸のアルマの橋を渡つた街角にある大規模な見世物小屋だ。冬の間は休んで居たが四月から開場したのである。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
巴里パリイにも随分田舎ゐなからしい方面がすくなくない。リユナ・パアクや魔術街マジツク・シテエが其れだ。リユナ・パアクはブロオニユの森のそばにある見世物小屋だが、前を通るだけでまだはひつて見ない。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
この魔術街マジツク・シテエの一部に新しく日本まちが出来た。永年欧米を廻つて居る櫛曵くしびきと云ふ日本人の興行師が経営してるさうだ。春日かすが風の朱塗門をはひると、日本画に漢詩や狂歌のさんのある万灯まんどうが客を中央の池へ導く。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)