“プロテスタント”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
新教50.0%
新教徒50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのうえ、ブラウンの患者範囲や、彼の細君が属してるごく狭小な一団は、ことに謹厳な新教プロテスタントの小社会に属していた。
神様といふものは随分費用のかゝるものだが、その中で新教プロテスタントの神様は質素じみで倹約で加之おまけ涙脆なみだもろいので婦人をんなには愛されるほうだが、余りに同情おもひやりがあり過ぎるので、時々困らせられる。
旧教徒カトリックと対抗して比較的猶太人ジュウに穏かだったグスタフス王を暗殺したのは、新教徒プロテスタントから受けた恩恵と、彼の種族に対するとの両様の意味で、二重の裏切ダブル・ダブルクロッスじゃないか。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
あたまをちょん切られた地境の黒松の軒に這いあがって、目もあやな薔薇のパーゴラをつくったので、わが家の庭は、さながら新教徒プロテスタントの天国か、旧約聖書の楽園パラダイスのようなおもむきになった。
我が家の楽園 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)