“カントン”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:かんとん
語句割合
広東97.6%
以来広東2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みさきの十二天へ登って、お光さんは、港内を見下ろしながら、広東カントン服の膝を組んで、その上へ、巻煙草を挟んだ指を放心的に乗せていた。
かんかん虫は唄う (新字新仮名) / 吉川英治(著)
東雅楼と云うのは南京町ナンキンまちにある、表の店で牛豚肉の切売もしている広東カントン料理の一ぜんめし屋なのであったが、四人が奥へ這入って行くと
細雪:01 上巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
この地に住んで居る支那人は平素は四十万であるが、本国の革命騒ぎ以来広東カントンや遠く蘇州そしう杭州かうしうあたりから来た避難民を合せて今は五十四五万に達して居るさうだ。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)