“ゐなかびと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
田舍人50.0%
田舎人50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何も知らない田舍人ゐなかびとは、その熱心に隨喜して、渠を牧師にまでも仕あげた。渠は得意になるに從つて、人の行爲に干渉することが甚しくなつた。
泡鳴五部作:05 憑き物 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
純朴な田舍人ゐなかびとの見つけた感動すべき風景畫である。
地方主義篇:(散文詩) (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)
折折をりをり木靴を穿いた田舎人ゐなかびとが通る。細君と娘とをれて散歩して居る陸軍士官にも遇つた。九里くりと僕とは梅原から巴里パリイの芝居の話を聞きながら歩いた。又何か冗談を言合つては晴やかに笑ふ事が出来た。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
不思議と見入る田舎人ゐなかびと
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)