トップ
>
わぐら
ふりがな文庫
“わぐら”の漢字の書き方と例文
語句
割合
和鞍
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
和鞍
(逆引き)
大きな
鼈甲
(
べっこう
)
ぶちの
眼鏡
(
めがね
)
を鼻の上にのせて、紫に
葵
(
あおい
)
を白くぬいた
和鞍
(
わぐら
)
や、
朱房
(
しゅぶさ
)
の
馬連
(
ばれん
)
や
染革
(
そめかわ
)
の
手甲
(
てっこう
)
などをいじっていた。
旧聞日本橋:14 西洋の唐茄子
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
何も下野の国ではこの町ばかりではなく、日光近くの今市などでも見られますが、それは美しい
和鞍
(
わぐら
)
を作ります。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
女の自転車と馬乗りとはその頃の流行なりしにや
吉原品川楼
(
よしわらしながわろう
)
の
抱
(
かかえ
)
が
和鞍
(
わぐら
)
に乗りての
遊山
(
ゆさん
)
また
新橋芸者
(
しんばしげいしゃ
)
が自転車つらねて花見に出かけし噂なぞかしましき事ありけり。
書かでもの記
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
前後が山型をした珍らしい
鞍
(
くら
)
で、多くはこれを朱塗にし、上に金具の飾りを沢山あしらいます。北の端の
弘前
(
ひろさき
)
の
和鞍
(
わぐら
)
と南北好一対をなすものといえましょう。形が珍らしく他に類を見ません。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
常陸では
和鞍
(
わぐら
)
に
刺繍
(
ししゅう
)
を美しく施す習慣があります。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
わぐら(和鞍)の例文をもっと
(3作品)
見る