“わかさのかみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
若狭守100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それがため御当家は百年の春がめぐったように、お館様も、おん奥の方も、御一門の若狭守わかさのかみ様も、宗業むねなり様も、朝に夜に、お越しなされて、あのとおり、奥でのお団欒まどい
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
……さきごろ所司代酒井若狭守わかさのかみ忠義ただよし)どのが参内いたし、おすべりとやら申上げまする、主上御箸つきの御膳部を賜わり、異例の光栄に恐懼きょうくして頂戴仕りましたところ
日本婦道記:尾花川 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
評定ひょうじょうのあかりは、晃々こうこうと照って、席には一族の権六勝敏ごんろくかつとし、おなじく勝豊かつとよ徳山則秀とくやまのりひで不破光治ふわみつはる、小島若狭守わかさのかみ毛受勝介めんじゅかつすけ佐久間玄蕃允さくまげんばのじょうなど、万夫不当ばんぷふとうの北国衆が
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)