“ろくぶ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
六部93.8%
六分6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「俺アこれから六部ろくぶになって、今までに命を取った鳥けだものや、おしゅんの後生ごしょうをとぶらいながら、日本国中を経めぐって来る」
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
それは全然まるで作物語つくりものがたりにでもありそうな事件であった。或冬の夕暮に、放浪さすらいの旅に疲れた一人の六部ろくぶが、そこへ一夜の宿を乞求めた。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
よわい人生の六分ろくぶに達し、今にして過ぎかたかえりみれば、行いし事として罪悪ならぬはなく、謀慮おもんばかりし事として誤謬ごびゅうならぬはなきぞかし。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)