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りょうづま
ふりがな文庫
“りょうづま”の漢字の書き方と例文
語句
割合
両褄
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
両褄
(逆引き)
両褄
(
りょうづま
)
取って、小風呂敷に萠黄金襴の金入を包み、帯の間へ
揷
(
はさ
)
んで戸を開けて出ようとすると、軒下に立って居る
武士
(
さむらい
)
、雨具が無いから
素跣
(
すはだし
)
で其の頃は雪駄でありますから
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
お
高祖頭巾
(
こそずきん
)
を冠り、ふッくりと綿の這入りし深川鼠三ツ紋の羽織に、
藍
(
あい
)
の子もち縞の小袖の
両褄
(
りょうづま
)
を高く取って長襦袢を出し、其の頃ゆえ麻裏草履を
結
(
ゆわ
)
い附けに致しまして
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
仲木場の寺町辺の坊さんが
内証
(
ないしょ
)
で
浮
(
うか
)
れに来た者ので、長合羽に頭巾がありましたから、音羽は
櫛
(
くし
)
笄
(
こうがい
)
を取り、島田髷を揉み崩して山岡頭巾を冠って
両褄
(
りょうづま
)
を高く取り、長合羽を部屋着の上に着て
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
余程
(
よっぽど
)
可笑しいんでさア、
両褄
(
りょうづま
)
を取って白縮緬の
褌
(
ふんどし
)
をピラツカせて、止せば
宜
(
い
)
いのに
鼠甲斐絹
(
ねずみがいき
)
の女脚絆を掛けて、白足袋に麻裏草履を
結
(
ゆわ
)
い附けにして、馬が来ると怖いよーッて駈け出すんですが
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
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