“りゅうど”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
竜土66.7%
劉度33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
取りあえず町方まちかたに通知して、その盗難詮議を依頼することになりました。八丁堀同心の矢上十郎兵衛は麻布の御用聞き竜土りゅうどの兼松を呼んで、その探索を命じる。
半七捕物帳:65 夜叉神堂 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
今度は宇和島家の方に相談をして貰いたいと云うので、れから又私は麻布あざぶ竜土りゅうどの宇和島の屋敷にいって、家老の桜田大炊さくらだおおいと云う人に面会してその話をすると、一も二もなく
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
武陵ぶりょうには太守金旋きんせんがあり、長沙ちょうさには韓玄かんげん、桂陽には趙範ちょうはん零陵れいりょうには劉度りゅうどなどが、おのおの地盤を占めております。この地方は総じて、魚米の運輸よろしく、地も中原に似て、肥沃ひよくです。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「夜を待って、こよい劉延の陣へ攻め入り給え。それがし内より内応して、かならず劉延を擒人とりことしてみせます。劉延が捕われれば、その父なる太守劉度りゅうども、ご陣門に降ってくるにきまっておる」
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
零陵の太守劉度りゅうどは、嫡子ちゃくし劉延りゅうえんをよんで
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)