“りゅうざん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
流竄70.0%
竜山20.0%
流山10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
流竄りゅうざん。そういう言葉が彼にはすぐ浮ぶのだ。だが、彼は身と自らを人生から流謫るたくさせたのではなかったか)
苦しく美しき夏 (新字新仮名) / 原民喜(著)
それから、父が死ぬ前「もし窯が出来てうまくいったら、秋塘と竜山りゅうざんとを招聘しょうへいしたい」と口癖のように、褒めていた石野いしの竜山のことを思い出して、裏通りの小さい店を探して行ったこともあった。
九谷焼 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
若松屋惣七の顔を、けわしい剣気が、いて過ぎた。これは、お高が夢にも知らない、流山りゅうざん一刀流の剣士としての惣七である。一抹いちまつ殺闘の気が、男の胸から、お高にも伝わったのであろう。
巷説享保図絵 (新字新仮名) / 林不忘(著)