“るざん”の漢字の書き方と例文
語句割合
流竄100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
流竄るざん中のカイゼル」の著者ベンチンク夫人が、一九一四年二月エルサレムへ旅行して、船がポートセードに着くと突然甲板へ印度人の予言者が乗り込んでつかつかと夫人の前へ寄って来て
怪談綺談 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
やうも無き流竄るざんの日に白鳥はたゞ侮蔑のきぬまとふ。
白鳥 (旧字旧仮名) / ステファヌ・マラルメ(著)
後醍醐のちょうに、ひとつであった公卿すべてが、流竄るざん、断罪に処せられぬはない中で、どうしてか彼だけは、新しい光厳帝にまみえ、花園院にも出入りして、しゃア洒アと
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)