“りゅうげんひご”の漢字の書き方と例文
語句割合
流言蜚語100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おつや およしなさいよ、他人様ひとさまの前でそんな色消しなお噂は……。そういうのを流言蜚語りゅうげんひごとか云って、この頃は警察の取締とりしまりが非常にやかましいんですよ。
影:(一幕) (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
しかも斯くの如き流言蜚語りゅうげんひごが何とも知れず空恐しく矢張わたし達子供の心を動かした。
花火 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
人心噪然そうぜんとしてたださえ物議の多い世の様、あらぬ流言蜚語りゅうげんひごたくましうする者の尾に随いて脅迫ゆすり押込おしこみ家尻切やじりきり市井しせいを横行する今日このごろ、卍の富五郎の突留めにはいっそうの力を致すようにと