“らてん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ラテン
語句割合
羅甸40.0%
拉甸20.0%
羅店20.0%
螺転20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はた羅甸らてん波爾杜瓦爾ほるとがるらのよこつづり青なる仮名かな
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
私は遥かの地平線に散り乱れる海光色の光弾と、中空にすべり登っている石灰色の月の光りに、交る交る照らされて行く候補生の拉甸らてん型の上品な横顔を見上げて行くうちに又も胸が一パイになって来た。
戦場 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
王子服おうしふくきょ羅店らてんの人であった。早くから父親を失っていたが、はなはだ聡明で十四で学校に入った。母親がひどく可愛がって、ふだんには郊外へ遊びにゆくようなこともさせなかった。
嬰寧 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
月も螺転らてんしているのサ。星もその通りサ。螺旋螺転なんというのは好い新熟字だろう。人間のつむじを見ればこれも螺旋法で毛が出るのサ。血は血管の中で螺旋して流れているのだよ。
ねじくり博士 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)