トップ
>
らちあ
ふりがな文庫
“らちあ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
埒明
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
埒明
(逆引き)
墓参りもし、法事も済み、わざとの振舞は叔母が手料理の
精進
(
しやうじん
)
で
埒明
(
らちあ
)
けて、さて
漸
(
やうや
)
く
疲労
(
つかれ
)
が出た頃は、叔父も叔母も安心の胸を撫下した。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
「
埒明
(
らちあ
)
かんで、久しい風邪でな、稼業は出来ず、段々弱るばっかりじゃ。芭蕉の葉を煎じて飲むと、熱が
除
(
と
)
れると云うので、」
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
いづれも最早や
埒明
(
らちあ
)
き候へば暇乞ひして在所へ
罷越
(
まかりこし
)
候にや。
某
(
それがし
)
かの娘の姿を今一眼見んとて所々を捜し候へども遂に見ること
叶
(
かな
)
はず、そのまゝになり候。
武州公秘話:01 武州公秘話
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
らちあ(埒明)の例文をもっと
(3作品)
見る