“らぎょう”の漢字の書き方と例文
語句割合
裸形100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それを弁信はまのあたり見ていると、その紅蓮の池の真中に、二つの人の姿の裸形らぎょうなのが現われるのを見ました。
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
泥沼に陥没かんぼつしかかった旅人のように、無暗矢鱈むやみやたら藻掻もがき廻るその裸形らぎょうの男三人、時に赤鬼があばれるように、時にまた海坊主がのたうち廻るような幻妖げんようなポオズ——だが
電気風呂の怪死事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
男女混浴……国貞くにさだえがくとまではいかないが、それでも裸形らぎょう菩薩ぼさつが思い思いの姿態をくねらせているのが、もうもうたる湯気をとおして見えるから、与吉はもう大よろこび。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)