“よどほ”の漢字の書き方と例文
語句割合
夜通100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夜通よどほし河の景色を見つつ起きてあかさんと云ひ給ふ君も無きにはあらずさふらひしが、私は船の進行すると同時に窓の開かれし船室に帰り、朝よりもてわづらひし𤍠ある身体からだを横たへ申しさふらふ
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
さかほがひ、夜通よどほし遊び
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
と云ふ良人をつとも眠さうである。この人は昨夜ゆうべ鼻加太児びかたるから発𤍠して苦しがつて夜通よどほし寝なかつたのである。私も心細くて起きたままで居た。伯林ベルリンは昼の十二時半に立つて来た。今は夜の九時過ぎである。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)