“よどお”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
夜徹64.3%
夜通28.6%
夜透7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「望月様は、この辺の山を預かる御大家でござんすから、もうこの近所の人はみんなよばれて朝から大騒ぎ、今夜もまた夜徹よどおし飲み明かしなさるのでござんしょう」
大菩薩峠:08 白根山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
自分は夜通よどおし扇風器をかけてぶうぶう鳴らしたため、馬鹿な真似をして風邪かぜでもひいたらどうすると云って母から叱られた事さえあった。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
何処どこの店も、大小料理店いずれも繁昌はんじょうで、夜透よどおしであった。前にいい落したが、その頃小料理屋で、駒形こまがた初富士はつふじとか、茶漬屋であけぼのなどいった店があってこんな時に客を呼んでいた。